窒化アルミ(AlN)セラミックス部品
窒化アルミ(AIN)セラミックス
半導体製造装置(前工程用)は、デザインルール微細化とウェーハ大口径化(300mmφ以上)への対応が求められています。それには、装置を構成する部品の材料の選定が極めて重要となります。
窒化アルミニウム(AlN)は、熱伝導性・熱放射性(放熱)、耐熱衝撃性、電気絶縁性に優れ、Siウェーハにマッチした熱膨張をもつ、特性のバランスの良い材料です。
古河電子の焼成技術により、550mmφと世界最大クラスの窒化アルミセラミックス部品も製造可能です。ウエハーの大口径化にも対応して参ります。
また、素材でのご提供も致しております。窒化アルミセラミックスのことであれば何なりとご相談ください。
特長
- 熱伝導・熱放射率が大きく、均熱性が高い。
- 熱衝撃に強く、急熱・急冷に耐える。
- Siにマッチした低熱膨張。
- フッ素系ガス耐食性に優れる。
用途
- 半導体製造装置用(CVD、エッチングなど)サセプター各種、静電チャック、ヒーター均熱板、真空チャック、ヒーター
- ダミーウエハー
- ターゲット
- 化合物半導体製造装置用部品
特性(代表値)
項目 | Grade | ||||
FAN-090 | FAN-170 | FAN-200 | FAN-230 | ||
熱伝導率 | W/m・K(RT) | 90 | 170 | 200 | 230 |
熱放射率 | (100℃) | 0.93 | |||
熱膨張係数 | 10-6/℃(RT~400℃) | 4.5 | |||
耐熱衝撃 | ΔT(水中落下) | 400(文献値) | |||
絶縁抵抗 | Ω・cm(RT) | >1013 | |||
絶縁耐圧 | kV/mm(RT) | 15 | |||
誘電率 | (1MHz) | 8.8 | |||
誘電損失 | 10-4(1MHz) | 5 | |||
曲げ強度 | MPa | 250~300 | 300~400 | ||
密度 | g/cm3 | 3.2 | 3.3 | ||
Y(イットリウム) | % | 0.0 | 3.4 | ||
O(酸素) | % | 0.6 | 1.7 | ||
特徴 | 高純度 | 汎用 | 高熱伝導 | 高熱伝導 |